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ー水回りリフォームで人気のデザインと選び方ー

いま選ばれている水回りデザインの全体像

近年の水回りは“清潔感×メンテのしやすさ×省エネ”を軸に、素材や色で個性を足す流れが主流です。ホテルライクな上質感、ナチュラルで温もりのある北欧テイスト、黒やグレーを効かせたモダンなど、落ち着いたトーンにアクセントを一色だけ添える配色が人気を集めています。
以下ではキッチン・浴室・洗面・トイレの順に、いま支持されている具体的なデザイン要素をわかりやすく整理します。

キッチン:抜け感のあるオープン&素材ミックス

ペニンシュラやアイランドでLDKに開くプランが定番化。吊戸を減らして腰壁を低くし、天板はマット質感の人造大理石、シンクは静音仕様のステンレス、扉は木目と単色を組み合わせて軽さを出します。取っ手はバー型の細身、レンジフードはフラット意匠で視線を邪魔しないものが人気です。

浴室:グレージュ×石目でホテルライク

壁は石目やセラミック調の大判パネルで継ぎ目を少なく、床は乾きやすい凹凸パターンで掃除性も両立。ダウンライトと間接照明を組み合わせ、温白色でリラックス感を演出します。保温浴槽と浴室暖房乾燥機を入れて“温度差の少ないバス空間”にするのが定番です。

洗面:造作カウンター+埋め込み収納

幅広カウンターにボウルをオフセットし、空いたスペースにグルーミング用品を置けるレイアウトが支持されています。ミラーは上下で薄く光る間接照明タイプ、壁はタイルまたは撥水塗装でアクセント。可動棚と引き出しを組み合わせ、家族ごとの“専用ボックス”を用意すると散らかりにくくなります。

トイレ:浮遊感とお掃除ラクの両立

フローティング手洗い器と壁付けペーパーホルダーで床の露出を増やし、ロボット掃除機が入れるクリアランスを確保。便器はフチなし形状や自動洗浄・自動脱臭を選ぶのが定番です。アクセントクロスはグレーやブルーグレーが人気で、天井を一段暗くすると落ち着いた雰囲気になります。

カラー・素材・照明の組み合わせ術

色と素材は“3要素以内”に絞ると統一感が生まれます。ベースは白やライトグレー、骨格は木目、締め色に黒または濃いグレーを一点だけ使うと失敗が少なくなります。光沢よりマットが最近の主流で、指紋や水じみが目立ちにくいメリットもあります。

人気の配色パターン

・北欧ナチュラル:白+オーク調木目+ライトグレー
・ホテルライク:アイボリー+石目グレージュ+黒
・インダストリアル:コンクリ調グレー+ブラック+ウォールナット調木目

素材選びの考え方

天板は熱と汚れに強い人工大理石やセラミック調、扉はメラミンや化粧板で耐久性を確保。床は耐水フロア、浴室壁は目地の少ないパネル、洗面はタイルでアクセントを入れると上質に仕上がります。水栓やバー、取っ手は黒・ステンレス・真鍮のいずれかに統一すると全体が整います。

機能性も外せない“映える”ポイント

デザイン性は日々の使いやすさとセットで考えると満足度が上がります。見た目の統一に加え、片付けが自然にできる仕掛けや、省エネ・衛生に効く装備を優先しましょう。

隠す収納と見せる収納のバランス

“毎日触る物は見せる、週1以下は隠す”が基本。キッチンはワークトップ上を空けるために吊り下げレールを最小限、洗面はミラー裏と引き出しで8割を隠し、残りをトレーで整えると美観が保てます。

衛生・省エネの定番装備

自動水栓・節湯水栓、食洗機の省エネ運転、浴室の乾燥機能、トイレの節水・自動洗浄は満足度の高い投資です。抗菌・防汚素材や撥水コートは日常の手間を減らし、長期的な清潔感を支えます。

2025.10.24